2016年4月14日、16日の熊本地震より7年が経ちました。その2回の大地震により犠牲になられたすべての方々へ哀悼の意を表します。また被災され今もなお苦しい生活を余儀なくされていらっしゃる方々へ心よりお見舞い申し上げます。
その日、私たちロアッソ熊本も県民の皆さまと同じように被災者となり、選手・スタッフの多くが数日間避難所での生活を余儀なくされました。その時は生活のことはもちろん、サッカーができるような環境でもないことに、チーム・クラブみんなが大変な不安を抱えていました。
しかし、地震後のサッカー協会・Jリーグ・全国のJクラブやサッカークラブ、また多くのサポーターのみなさんに加え、パートナーの方々など全国より、多くの物心両面での励ましに、当時在籍していた選手たちはすぐに立ち上がり、避難所でのサッカー交流や支援物資の集荷等の支援活動を行いました。またクラブは来るリーグ戦への復帰に備え関係各所とのやり取りや、クラブ存続のために九州内のリーグ戦へグッズの販売に出かけるなど、皆さまよりの応援を支えに、クラブ一丸となって全力で奮闘し、あの時の窮地を乗り越えることができました。
7年前より在籍している選手・スタッフは少なくなりましたが、あの時の被災体験、そして全国の皆さまより応援していただいたことへの感謝の気持ちは、これからも末永くクラブの歴史として、しっかりと語り継いで参ります。
熊本地震を忘れないこと、そしてこの経験を忘れないこと、それによって今後も起こりうるかもしれない自然災害への「備え」の大切さを、熊本県をはじめとした全国へ伝えていくことも我々の使命だと思っております。
「県民に元気を」「子ども達に夢を」「熊本に活力を」というクラブ理念のもと、これからも私たちは熊本のため、熊本のみなさんと共に活動して参ります。
2023年4月14日
株式会社アスリートクラブ熊本 関係者一同
ロアッソ熊本選手・スタッフ一同