7月16日(日)大分トリニータ戦、8月6日(日)水戸ホーリーホック戦におきまして、JICA九州との協働による多文化共生への取り組みとして、熊本県在住外国人の方々の招待、JICAブースでの多文化共生や在住外国人の暮らしについてのパネル展示などを行いました。
この取り組みは、熊本県在住の外国人の方々の熊本での生活に彩りを添え、地域への親しみを持ってもらい、日本人との交流の機会により、熊本のことをもっともっと好きになってほしいというロアッソ熊本とJICA九州の思いから、昨年より協働にて実施している取り組みで、防災や多文化共生などでつながるJICAのネットワーク(企業や監理団体、NPO、外国人コミュニティ)を通じて、多くの在住外国人の方々に呼びかけ、当初の予定を超える23か国274名の方々にご来場いただきました。観戦の際は事前に参加者の国旗を用意し、参加者が自らの国旗を振りながら応援することで、周囲の方との交流のきっかけとなりました。在住外国人にとって馴染みのあるスポーツで、ロアッソ熊本を応援するということで地域の人々との一体感を感じ、交流のきっかけを作れたことに多くの参加者から「素晴らしい機会を得た」「地元チームを知りファンとなった」との感謝の言葉をいただきました。
ブースでのパネル展示では、多文化共生の概要、熊本県内の在住外国人、在住者が多い国(ベトナム、インドネシア、ネパール)の紹介、世界の言葉での「がんばれ!」などをパネルにまとめ、その日ブースのお手伝いに来てくれた熊本の高校生が日本語・英語で来場者に多文化共生の大切さを発信しました。高校生自信にとっても、在住外国人への事業や多文化共生についての学び、関心を持つきっかけとなったことと思います。
またベトナム、スリランカ、ケニア、ネパールの在住外国人グループによる郷土料理のお店が特別出店し、各国の食事を紹介していました。購入いただいたお客様にはこれらの国々に関心を持っていただいたことかと思います。
今後は熊本県もますます国際化が進み、多文化共生への理解がより一層必要となってくることが予想されます。熊本県に住む外国人の方々がより住みやすい地域となるために、また熊本に住んでいる日本人と、これから熊本在住となる外国人の方々とが一緒になってこの熊本を盛り上げていけるように、今後もJICA九州と協働しながら、多文化共生への取り組みを継続して行っていきたいと思います。