2016年の熊本地震によって出現した布田川断層がある益城町平田地区を、片山クラブアンバサダーが訪れました。
今回、案内していただいたのは平田・柳水地区郷づくり協議会 会長の濱田さんと西坂さん。一人でも多くの方に布田川断層の状況を知ってもらうため、震災遺構として震災当時のまま保存をして発信を続けています。
最初に案内していただいた場所は公民館前にあるフェンス。直線だったフェンスが断層上の場所は約1.2m程の右横ずれが起きています。途中から曲がっているので地震の影響を受けた場所が目を見てわかる貴重な資料となっています。
次は公民館の敷地内にある消防小屋と、その隣にある被災サクラを見させていただきました。
当時のまま保存している消防小屋は右横ずれによって大きな亀裂と段差になり、壊滅的な被害を受けていました。
傾斜地の露頭からは大きな地割れの様子が分かりやすく見ることができます。
傾斜地の上に移動しても大きな地割れを発見することができました。
ここまで大きな地割れが起きるぐらいの揺れだったと改めて感じました。
熊本地震から5年が経ち、益城町も復興から発展に変わっていく段階にきている中で徐々に風化されることを懸念していた濱田さん。
だからこそ当時のままの状態を保ちながらたくさんの方に『来て見て感じて』もらうため活動を続けています。
コロナ禍ということもあり移動の制限などで来ることが難しくなっていますが、インターネットなどを通して発信し続けることも大事だとお話しされていました。
最後は布田川断層が目の前にありながら被害がなかった平田中央公民館の前で案内していただいた平田・柳水地区郷づくり協議会 会長の濱田さんと西坂さんと写真を撮りました。
濱田さん、西坂さん、ありがとうございました。